US
responsible for ‘misery & horrors’ forcing people to flee Latin America –
Chomsky
アメリカは、貧困と恐怖でラテンアメリカ移民を強いた責任がある――チョムスキー
RT world News 2018年11月28日
(翻訳: 寺島メソッド翻訳グループ 2019年1月26日 )
<記事原文>(寺島先生推薦)
https://www.rt.com/news/445071-chomsky-us-responsible-for-migrants/
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中米からの移民キャラバンがメキシコ国境の壁越しに覗いている。サンディゴ、国境野外公園にで© Reuters / REUTERS/Lucy Nicholson/File Photo
ドナルド・トランプはメキシコ国境にいる移民たちに催涙ガスの使用を許容しているが、人々の尊崇を集める言語学者ノーム・チョムスキーは、「歴代のアメリカ大統領が南米の状態を劣化させた張本人であり、そのため逃避の必要が生じている」と語っている。
デモクラシー・ナウのインタビューに答えて、チョムスキーはアメリカ政府を非難した。 「アメリカ政府が事態を劣悪な状態にしたので、一部の南米の住民たちは、今よりまともな生活を!と必死になっているのだ。」
来月90歳を迎えるチョムスキーは、大量の移民キャラバンがホンデュラスからのもので、それには理由があることに注意を促した。
彼の説明によれば、2009年のクーデターでホンデュラスの「穏健な改革派大統領」が追放され、オバマ政権はその動きを非難することはしなかった、という。
「軍事政権の下で不正な選挙が行われたのです。 西半球全域から、そして、ほぼ世界全域から激しい糾弾の声が上がりました。 しかし、アメリカは糾弾しませんでした。 オバマ政権は、ホンデュラスがこの選挙を実施したことを、民主主義に歩みを進めるなどと言って、賞賛したのです。
「現在、ホンデュラスの人々が国内の悲惨さや恐怖から逃避しているのは、私たちの国アメリカに責任があります」、とチョムスキーは語った。
グアテマラやエルサルバドルから人々が移民となって逃避していることにも理由がある、と彼は付け加えた。 この二国はホンデュラスと同様、「歴史を遡れば、アメリカの過酷な占領下にありました。 1980年代以降はとくにそうです。」
さらに説明を続け、「信じられない『茶番』が起こっています。 貧しく、悲惨な状態にある人々が、アメリカに押しつけられた恐怖と抑圧から逃避しています。それに対して何千人という軍隊を国境に派遣されようとしているのです」、と語った。
トランプ政権は、多くのアメリカ人を震え上がらせるような「派手な宣伝キャンペーン」を張り巡らし、中東のテロリストたちが今にもアメリカを侵略に来るぞ、それがこの移民キャラバンだ、と信じ込ませようとしている、というのがチョムスキーの説明だ。
さらに、この動きの全体を見ると、レーガン政権の時のことが思い起こされる、とも。 レーガンは1980年代半ば、恐るべきレトリックを使って、ニカラグア政府と戦うゲリラへの支持を得ようとした。
7千人以上の移民が、現在、何とかアメリカへ入国しようとしている。 その内約6千人がメキシコのティファナ市にある体育施設に寝泊まりしている。 一方、約1千人が、日曜日、ティファナ近くの国境の塀を急襲しようとした。 国境線が一時閉鎖された後のことだ。
「催涙ガスは極力限定的に使っています。 危険性はまったくありません」、とトランプ大統領は遊説先のミシシッピー州で語った。