- クモの下で - 俺もまた君を酷く傷付けるだろう… 最初から分り切っていた事さ… 最初から… スニーカー履いて 縒れたフード直し 部屋の鍵を閉める もうすぐ今年も終わる 東京は今日も寒い 才能に溢れ若くて綺麗な顔立ちの君でも 根深い闇を抱えてんだね  実感欲しさに身も心も自ら虐めて 脱いで初めて見える人の美醜 俺の中の一瞬の侘しさが 君の季春の侘しさに影を落とした  同時に今日の情景も見えていた 出会った事を恨むかい  俺は君が思う何千倍も役者で最低だ 知るほどに遠退く人の本質  移ろう心のままに… 偶然の糸に絡め取られるのを仄かに感じた メトロに揺られながら「朝が来る前に」を繰り返し聴いていた 約束の6本の松の木まで あと2駅 今時 恋もアプリ  でもツールがどんなに様変わりしても 別れの匂いはどの時代も同じだ この後… 君の笑顔がどうなっても… もう決めたよ 到着と共につり革を放すタイミングで エンディング目指し  嘘のHeroはHeelと成る 真のHeelはHeroへと返る 地上へ向かう長いエスカレーター  日差しが顔を照らす頃… 運命の糸に絡め取られるのを強く感じた 澄んだ空気が喉を突き刺す 偉大なるママは俺を食べたがってる 食べたがってる 澄んだ空気が肌を突き刺す 偉大なるママは俺を食べたがってる 食べたがってる 澄んだ空気が胸を突き刺す 偉大なるママは俺を食べたがってる 食べたがってる いつか… 君もママになるだろう…  君もママに…